千年後の日本で起きた悲劇「新世界より」名作アニメ紹介【おすすめ・感想レビュー】

 

基本情報

監督:石浜真史
原作:貴志祐介(小説)
音楽:小森茂生
制作:A-1 Pictures
開始:2012年9月29日
出演:種田梨沙 梶裕貴 花澤香菜 浪川大輔 平田広明

舞台

舞台は1000年後の日本。
これだけ聞くとテクノロジーが発達した世界を想像すると思いますが、むしろ衰退していて自然に囲まれた大昔の日本のような世界です。

私たちの世界と大きく違う点が二つあり、一つは人間が呪力を持っていること。これを使うことで物を動かしたり火を付けることができます。
もう一つがバケネズミという生物が存在すること。バケネズミが他の生物と違うのは人間の言葉を話せる個体がいるくらい知能が高いということです。そして人間を神と崇め服従しています。

あらすじ

12歳の早季が夜寝ていると、突然部屋の物が宙を飛び交い始める。
これは「祝霊」と言い、呪力が発現したことを意味する。
これに両親、特に母親は大喜び。

呪力が発現したことで、早季は小学校にあたる和貴園から呪力を学ぶ全人学級に入学する。
そこには早季より早く祝霊が訪れた和貴園時代の同級生が待っていた。
しかし、その中の一人で呪力を扱うのが苦手な麗子は、早季が入学してすぐに学校へ来なくなる。

放課後、覚が「ネコダマシ」という子どもたちの間で噂されている子どもを襲いにくるバケモノの話をし始めると、声を荒げて話を拒絶する早季。
早季は祝霊がくる前、母親にネコダマシを見たことを話し、その場ではネコダマシなんかいないと笑って流した母親が、その後「もう子供をなくすのはいや、早季が不浄猫を見たと言った」と泣きつくように父親に話しているのを聞いていたのだ。

全人学級恒例の搬球トーナメントが行われた際、早季たち一班は順調に勝ち進み、決勝で二班と戦うことに。
勝利まであと一歩のところで二班の学に反則行為をくらい、先生に訴える早季たちだったが、事故だったということにされ、一班と二班の同時優勝となる。
その後、反則を犯した片山学が姿を消す。

同じ班のメンバーと共に全人学級の行事である夏季キャンプに出掛けた際。
「ミノシロモドキ」という書籍をデータ化し記録している自走型情報端末に遭遇し、自分が生きる社会が作られるまでの歴史や伝説として伝わる悪鬼・業魔の正体を知ってしまう。

謎の解明

「なぜそうなったのか」というプロセスがちゃんと語られるのが、ハマる最大の要因です。
パズルのピースを少しずつ渡されて、最後には完璧な一枚の絵が完成したような感覚になります。
最後のピースをハメたときに、それまで見えていた部分も全く違って見えてくる。
その時は感動と恐怖が入り混じった気分になりました。

社会

早季たちが生きる社会を見ていると異様に感じるかもしれませんが、現実社会でも同じことが行われています。
あまりネタバレしたくないので詳しくは言いませんが、ざっくり言うと「異物を恐れ排除する、分類される社会」だということです。
その社会が正しいかどうかは別にして、新世界よりを通して客観的に見ることができて面白いし、考えさせられます。

ここに注目

作画に注目してほしくて、通常行われる「影つけ」をしていません。
和風な世界観と合ってるし、より手書き感が増して味のある絵になってます。

また、見ていると分からない単語が出てくると思います。
その時に見てほしいのが、公式サイトにある「世界ことば辞典」と「新生物カード名鑑」です。
ここを見ると作品理解度がかなり上がって、話にもついていきやすいです。

最後に

音楽も素晴らしいので注目してください。

この作品が皆さんにとっての名作になってくれると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!