基本情報
監督:荒木哲郎
原作:大場つぐみ 小畑健(漫画)
音楽:平野義久 タニウチヒデキ
制作:マッドハウス
開始:2006年10月4日
分類:サスペンス
キャスト
夜神月:宮野真守
L:山口勝平
弥海砂:平野綾
リューク:中村獅童
ニア:日高のり子
夜神総一郎:内田直哉
松田桃太:内藤玲
相沢周市:藤原啓治
出目川仁:茶風林
レム:斉藤貴美子
ワタリ:小林清志
デスノートとは
死神界にいる『死神』たちが持っているノートで、名前を書くだけで人を殺すことができます。
ただし名前を書かれる人物の顔が頭に入っていないと効果はありません。
名前を書いた後、人間界単位で40秒以内に死因を書くとその通りになり、死因を書かない場合は全て心臓麻痺となります。
あらすじ
死神界での日々に退屈していた死神『リューク』は人間界にデスノートを落とす。
リュークが落としたデスノートを人間界で拾ったのは高校生の『夜神月(やがみ らいと)』、彼もリュークと同様、日々に退屈を感じていた。
月はデスノートを馬鹿らしいと思いつつも、どうしても気になりTVで中継されていた立て籠もり犯の名前を書き、犯人は死亡する。
デスノートの力を目の前にし動揺する月は、もう一度デスノートの力を試しそれが本物であることを確信する。
そして、正義のためにデスノートを使い犯罪者を殺し続ける月の元に、リュークが現れる。
一方、月が起こす連続殺人に世界中の警察が困惑する中、世界の迷宮入り事件を解いてきたとされる影の存在『L(エル)』が動き出していた。
衝撃展開
衝撃展開が観てる方をハラハラさせ、楽しませてくれます。
例えば、2話にして月はLに居場所を突き止められてしまいます。
月はTV出演したLの名前をデスノートに書くのですが、実はTV出演していたのは『Lではなく、警察が極秘に捕まえた死刑囚』だったのです。
「私を殺してみろ」とLに煽られますが、音声のみで顔と名前が分からず殺せない月は、Lに重要なヒントを与えてしまうことになります。
さらに、そのTV放送は関東でしか放送されておらず『関東に居ること』もバレてしまうんです。
また、月が大学の入学式に参加していた際には、月の前にL本人が現れ、それだけではなく「私はLです」と名乗り出ます。
Lは警察とつながっているため、これによっ月はむやみにLに手出しできなくなってしまうのです。
こういう、月が一気に追い込まれる瞬間がたびたび訪れるから、続きが気になって観始めたら止まらないんですよね。
シリアスな笑い
意外かもしれませんが、本作には『笑えるシーン』が結構あります。
その笑いはお茶らけたギャグではなく、緊迫した雰囲気の中で起こるものです。
これがいわゆる『シリアスな笑い』というやつで原作漫画からあるものですが、荒木監督の演出力でさらにレベルアップしてます。
ということで個人的に好きなシーンを紹介します。
「女を殴りたいと本気で思ったのは生まれて初めてだ」
月が帰宅中、ヒロインの『弥海砂(あまね みさ)』に後ろから抱き着かれたときの台詞。
口には出さず冷静を装いながら心の中でキレてるのが面白すぎます。
「私は一人で飛行機に乗る手続き等をしたことがありません」
『ニア』というLの後継者が日本へ行くために部下を日本からニューヨークへ戻らせたときの台詞。
天才だけど一人で飛行機に乗れない、というのがニアの『キャラクター性』が出ていて笑えます。
音楽
『バンドサウンドとオーケストラによる音楽』がどれも素晴らしくて、それだけで鳥肌が立つくらいです。
僕はアニメのサウンドトラックをよく聴くのですが、その中で好きな曲ってそう多くはないんですよね。
でも本作のサウンドトラックは全部と言っていいくらいどれもいーんです。
曲をいくつか紹介します。
ド派手演出
シリアスな笑いに通ずることでもあるんですが、アニメならではのド派手な演出が作品を盛り上げてくれます。
月がポテチを食べながらデスノートに名前を書くシーンでは、ポテチをかじった瞬間に謎のキラキラが舞います。
他にも『魅上(みかみ)』というキャラの登場シーンでは、デスノートに名前を書くときにペンからビームが出ているだけではなく、ペンを走らせた勢いのままアクロバティックに椅子から飛び上がるなど、まるで誰かと戦闘しているかのようなシーンになっています。
なんでもかんでもド派手にするわけではなく、ちゃんと際立たせていて、印象的な上がるシーンになってます。
月は正義か悪か
月はデスノートという殺人兵器を使って犯罪者を始末していきますが、そこで考えさせられたのが『独裁』についてです。
月の行為によって犯罪は劇的に減っていくのですが、これには大きな問題があると思います。
それは、月が自分の思想を世界に押し付けていて、独裁的だからです。
犯罪が減るのは良いことだと誰もが考えると思いますが、それが独裁によってもたらされたものだった時、果たしてそれは肯定していいものなのでしょうか。
最後に
『画面に釘付け』という言葉にふさわしい作品で、観始めたら止まりません!
推しキャラ
L(エル)
好きな台詞
女を殴りたいと本気で思ったのは生まれて初めてだ
本作の魅力的な要素
設定 物語 キャラクター
台詞 音楽 笑い