当ブログ管理人が愛してやまないアニメを紹介する名作アニメ紹介。
今回紹介するのは 未来少年コナン 。
巨匠、宮崎駿さんが監督した数少ないTVアニメ。
個人的には宮崎アニメの最高傑作だと思っています。
前に観たけどつまらない、楽しめなかったという人にも是非この記事を読んでからもう一度観て欲しいです。
スタッフ&キャスト
監督:宮崎駿
制作:日本アニメーション
キャスト:小原乃梨子 信沢三恵子 青木和代 永井一郎 吉田理保子 山内雅人 家弓家正
あらすじ
舞台となるのは最終戦争で使用された超磁力兵器により、地球が大地殻変動に襲われ五大陸が海に沈んでしまった世界。
のこされ島でおじいと二人で暮らすコナンは海辺で倒れる少女ラナを見つける。
おじいと二人でラナを救うが、突然やってきた飛行艇の乗組員にラナが連れ去られ、乗組員を追い返そうとしたおじいは負傷してしまう。
飛行船に飛び乗りラナを救おうとするも、風に流され落ちてしまったコナンが家に戻るとおじいがベッドに横たわっていた。
おじいはのこされ島での昔話をコナンに話すと息を引き取る。
おじいを失った悲しみを乗り越えたコナンは、ラナを取り戻すために船を作り島を出るのだった。
コナンの身体能力
コナンは超人的な身体能力を持っていて、それを使い様々な危機を救い乗り越えていきます。
ここで大事なのが身体能力がスゴイだけということ。飛べたり波動を使えたりするわけではないので、持ち前の身体能力とその場にあるものを使って侵入したり敵を倒したりするのが面白いんです。
上手いのがキャラデザのゆるさやギャグテイストな演出がその異常性を許容できる世界観を作り出しているところです。
むしろコナンの超人的な動作は魅力になってますね、トムとジェリーみたいな感じで。
表現力が高い
大きな岩を持ち上げたり、強風を受けてる時の動きが本当に素晴らしい。
重さや風力がしっかり伝わってくるんですよね。
人間の動きを忠実に再現してるわけではなくて、アニメならではの動きでそれを表現しています。
作画を、美しさとかスピード感ではないところで魅せられるのが宮崎アニメらしいなと思います。
原始的なキャラ
テクノロジーに触れず原始的な生活をしてきたコナンがテクノロジーに立ち向かう構図が好きです。
原始的といえばコナンの相棒となるジムシー、彼はコナンに野蛮さを加えたようなキャラでぽっちゃりした外見も愛くるしくて一番好きなキャラです。
コナンとラナの愛
一見コナンとラナのラブストーリーにも見えますが、当初からコナンの中にあるラナへの感情は家族的な愛で、それがコナンを動かしていると思います。
というのも、コナンが物心ついてから始めて会った女性がラナのため究極的に女性に無知なのがコナンです。
つまりコナンの中に男女という概念はなく、自分やおじいと同じ人間でしかないわけです。
失ったおじいに「あの子を守ってやれ」という言葉を残されたコナンにとってのラナはおじいに変わる家族なんだと思います。
そんなコナンはラナを命がけで助けるのですが、それはラナも同じなんです。
象徴的なのが、海中で身動きが取れず溺れそうになっているコナンにラナが口移しで空気を送るシーン。
こんなに愛あふれるキスがありますか?
最後に
この作品が皆さんにとっての名作になってくれると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!