基本情報
監督:新房昭之 宮本幸裕
脚本:虚淵玄
音楽:梶浦由記
制作:シャフト
開始:2011年1月7日
分類:ダークファンタジー
キャスト
鹿目まどか:悠木碧
暁美ほむら:斎藤千和
キュゥべえ:加藤英美里
美樹さやか:喜多村英梨
佐倉杏子:野中藍
巴マミ:水橋かおり
鹿目 詢子:後藤邑子
あらすじ
『鹿目まどか(かなめ まどか)』はなに不自由ない幸せな生活を送る中学生。
そんなまどかの通う中学校に転校してきた『暁美ほむら(あけみ ほむら)』はまどかが昨夜の夢でみた少女そのものだった。
放課後、親友の『美樹さやか(みき さやか)』とCDショップに来ていたまどかの脳内に、助けを求める誰かの声が駆け巡る。
声の主を求め彷徨うまどかの前に現れたのは、負傷した謎の動物とそれを追う転校生の暁美ほむらだった。
キャラクター
鹿目まどか
主人公でありながら傍観者です。
気弱な印象からは想像できませんが、魔法少女になればとてつもない力を発揮するという。
キュゥべえ
謎の生物。
表情を変えることがなくいつもつぶらな瞳と微笑みを見せ、喋るトーンもほとんど変わらないため、感情が伝わってきません。
冷たいというよりも『無』な印象です。
暁美ほむら
キュゥべえと同様に表情や喋るトーンが変わりませんが、キュゥべえとは違って感情はあるけどそれを自ら押し殺しているような印象です。
やたらとまどかの前に現れ、まどかが魔法少女にならないよう行動します。
美樹さやか
行動した上で悩み葛藤し苦しむ、まどかよりも主人公っぽいキャラです。
心の中で生まれる様々な感情と、それを受け止めきれず「もう何が何だか分からない」とダークサイドに落ちていくさやかには、一度でも人生に絶望を感じたことがある人なら感情移入してしまうと思います。
まどかはなぜ特別で、どんな決断をするのか?
そして、ほむらの目的は一体何なのでしょうか?
魔法少女とは
キュゥべえに選ばれた少女は、キュゥべえと契約することで、願いを叶えられる代わりに魔法少女として魔女と呼ばれる敵と戦う使命を課せられます。
キュゥべえと契約した少女からは、魔力の源となる『ソウルジェム』という宝石が生み出され、ソウルジェムは魔法を使うと穢れていきます。
魔女を倒すと、時々『グリーフシード』という魔女の卵を得ることができます。
グリーフシードを使うことで、ソウルジェムの穢れを吸い取り、消費した魔力を回復することができます。
デザイン
家や学校がやたらと広くデザインは『モダンな雰囲気』でとてもおしゃれです。
魔法少女と魔女の戦いの場となる『結界』は、例外はありますが、画用紙のような質感で、まるで絵本の中のようです。
物で埋め尽くされた圧迫感は、現実世界とは対照的です。
魔女も、デザインや質感、動きが魔法少女とは全然違うため、まるで『全く別の作品世界の敵』と戦っているかのようです。
キャラデザは、アニメ好きであっても好感を持てない人が少なくないと思いますし、僕自身その一人でした。
ですが、僕はありきたりなキャラデザが一番嫌なので、個性的な本作のキャラデザは評価しています。
それに、この萌えとロリ要素満載のキャラデザにすることによって生じる『世界観や展開とのギャップ』が、本作をより魅力的なものにしていて、ちゃんとこのキャラデザであることの意義も感じられます。
戦闘シーン
少女とはいえ、戦闘シーンは抜群にかっこいいです。
一般的にイメージされるような魔法を使うのではなく、銃や槍、弓といった物理的な攻撃なのが面白いんですよね。
個人的には『巴マミ(ともえ まみ)』というキャラの数多くの銃を使った戦いが好きです。
また、敵がしゃべらないため、よくある戦闘中の敵との会話がありません。
戦闘が途中で止まらず、スピーディーに繰り広げられるので、観ていて気持ちがイイです。
音楽
音楽を担当するのは『僕だけがいない街』や『ソードアート・オンライン』の音楽も担当している『梶浦由記(かじうら ゆき)』さん。
不穏だけど美しさを感じる音楽が多いです。
ED(3~8話)や劇中歌として使われている『Magia』は聴いた瞬間心を掴まれましたし何度聴いても鳥肌が止まりません。

最後に
3話でED曲がMagiaに変わるのがたまらなく好きです。
推しキャラ
美樹さやか(みき さやか)
好きな台詞
普通はちゃんと損得を考えるよ。誰だって報酬は欲しいさ。
本作の魅力的な要素
設定 雰囲気 物語 構図 美術
キャラデザ 動き 台詞 音楽