アニメ「ピンポン」の魅力を紹介【おすすめ・感想レビュー】

基本情報

監督:湯浅政明
原作:松本大洋(漫画)
音楽:牛尾 憲輔
制作:タツノコプロ
開始:2014年4月11日
分類:青春スポーツ
出演:片山福十郎 内山昂輝 咲野俊介 文曄星 屋良有作 野沢雅子  木村昴 島田岳洋 星野貴紀 石住昭彦 津田健次郎

あらすじ

小学生からの幼馴染で片瀬高校卓球部員の『ペコとスマイル』は、部活をさぼり辻堂学院高校の中国人留学生の偵察に行く。
ランニング中で人がいない辻堂学院の体育館で卓球をする二人の前に現れた留学生の『コン・ウェンガ』。ペコはコンと対戦するも1点も獲れずに負けてしまう。
一方のスマイルは、顧問の小泉に「勝負の執念に欠けている」という理由で二人でのトレーニングを命じられる。

特徴的な作画

・光がほとんど書かれていません
・絵の具で塗ったような色遣い
・耳や口などの部位が少し大きめに描かれる
など『パッと観た瞬間に目を引かれる作画』です。 

また、安定感がありません。
建物や卓球台などの美術がななめってたりして、正確に描かれていなかったり、キャラの線も不安定でガタついています。
この『型にハマらない作画』を嫌う人もいると思いますが『自由度の高さがアニメの武器』だと思うので、僕的には全然あり、むしろ好きですね。

もちろん正確な作画を否定する気は全くありませんし、作品によって向き不向きがあると思います。
ですが『正確さに拘りすぎるのはアニメの可能性を狭めること』だと感じました。
 

画面分割

これでもかというくらい『画面分割を多用』しています。

画面分割を使うことで『話してる両方のキャラの表情を同時に見せたり、Aの言動に対してBがどういう反応をしているかを直接的に示すこと』ができています。

画面分割が特に活きていたのが『試合シーン』です。
卓球は『ボールの行き来が非常に速い競技』なので、画面分割によって『スピード感と何が起きているかの分かりやすさを両立出来ていて、観やすい』です。

努力と才能

それぞれキャラの実力は才能と努力が深く関係していて、試合結果にもそれが表れています。
『努力にも才能にも限界があり、一流になるにはその両方が必要』だということを教えてくれます。

ユースオリンピックで優勝するほどの実力で、最強という言葉にふさわしい『風間』は、秀でた才能を持つだけでなく人一倍努力しています。

ペコは秀でた才能を持っているため、「俺よかつえぇ奴がいるとは考えもしなかった」と言うくらい小さい頃は強かったのですが、勝てなくなっていきます。
これは『成長する中で練習量で差を付けられたこと』を意味していると思います。

受け取ったメッセージ

『才能がものをいうのは、卓球だけでなく多くのことで言えること』ですよね。
なんだか絶望を突きつけられる作品に思えるかもしれませんが、そんなことはなくて、『最終的には一番大事なのは楽しむこと』というすごくポジティブな結論に達しています。

これって本当にその通りだと思うんですよね。
同じ状況下でも自分次第で景色は変わる『消えない事実から生じる苦しみからも自分が変わることで解放』されたりします。

青春が詰まってる

進むべき方向を見失ったり、恋したり、友情を築いたりと『青春の色々な面をそれぞれのキャラを通して描いて』います。

そんな青春を存分に味わえるのが第6話。
それぞれのクリスマスイブの過ごしを、浜田省吾さんの曲『MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イブ』と共に描いていて、ものすごくノスタルジックな気分にさせられました。

最後に

この作品が皆さんにとっての名作になってくれると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!