アニメ映画「カラフル」の魅力を紹介【おすすめ・感想レビュー】

基本情報

監督:原恵一
脚本:丸尾みほ
原作:森絵都
音楽:大谷幸
制作:サンライズ アセンション
開始:2010年8月21日
分類:ヒューマンドラマ

キャスト
小林真/"ぼく":冨澤風斗
プラプラ:まいける
真の母:麻生久美子
真の父:高橋克実
佐野唱子:宮﨑あおい
桑原ひろか:南明奈
早乙女:入江甚儀
小林満:中尾明慶

あらすじ

一度死んだ『"ぼく"』は、謎の少年『プラプラ』に「抽選に当たりました」と言われ、中学生の『小林真』に乗り移ってもう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。

設定の面白さ

前提に、一度死んだ人間が人生をやり直すという『ファンタジーな設定』があり、主人公が小林真に乗り移るのは『異世界転生モノ』のような面白さがあります。

また、映像は『"ぼく"の主観視点』から始まり、それが真に乗り移るまで続きますし、心情が語られるのも"ぼく"だけなので自然と『"ぼく"視点』で観させられます。

『中学生や家庭のリアル』を外からやってきた主人公を通して描いているのが新鮮です。

リアルなデザイン

キャラデザ
主要キャラとモブキャラとの差別化がされていなくて『ほぼ全員がモブキャラみたいなデザイン』なのが特徴的です。
その反面『似通ったキャラ』はいなくて、皆に同等の力が込められています。
特に街中のシーンは、それぞれの服装も違うので『人間観察』を楽しむことができますし、そんな人々の中に『主要キャラが溶け込んでいる』ことに注目して欲しいです。

美術
校舎や街並みなどの背景美術が、一度は見たことがあるような景観です。
中でも『絶妙に狭く、絶妙にごちゃついた小林家』は印象的です。
誰もが友達の家やドラマで目にしてきたであろう『現代日本の一軒家』なので、小林家のような家に住んでいなくても、目を引かれると思います。

音楽

時間の流れが通常なときはBGMが流れず、所々で時間をスキップしたダイジェストシーンではBGMが流れます。

当たり前ですが、現実世界にBGMは存在しません。
なので『リアル』を描いた本作において、BGMは『ノイズ』となってしまうため、使わないことで『現実と同じ空間』が生まれています。

逆に現実ではありえない、時間がスキップするシーンでは、BGMを流すことで『差別化』が出来ています。

”ぼく”の感情

"ぼく"が抱く怒りや悲しみは『世の中の悲しい現実』によるものです。

援助交際
後輩の『桑原ひろか』は金稼ぎのために簡単に援助交際に手を出してしまっていて、それを買う大人がいる。
その現場に"ぼく"は遭遇してしまいます。

母親の不倫
家族のために毎日ご飯を作ってくれる母親は、かつて不倫をしていました。
目の前に映るのが『すごく良い母親』だからこそ、"ぼく"はその『ギャップ』に幻滅してしまいます。

この二つは『真が自殺する原因』となったことでもありますし、知りたくない現実を知ってしまうことのダメージって大きいですよね。

最後に

こんなに『学校で観せたいアニメ』はないかもしれません。

推しキャラ
プラプラ

本作の魅力的な要素
設定 雰囲気 物語 キャラクター
キャラデザ 美術 台詞