はじめに
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『エンパシー』の歌詞を自分なりに解釈しました。
解釈に正解は無いと思いますし、あくまで僕個人の解釈ですが、より曲を好きになってもらえたら嬉しいです。
この曲は、サビで一気に解放されるような爽快感があって好きです。
昼間の外で空を眺めながら聴きたい。
解釈
何もない街
何もない街の静けさ
何もない手の頼りなさ
それでも ただ身体ひとつ
ふたつ目には まだ夢の残骸よ出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
何もない街 ⇒ 何も起こらない日常
何もない手 ⇒ 金やスキルがない
残骸 ⇒ 壊れ残った物 ⇒ 完全には無くなっていない
⇩
何も起こらない日常を、金もスキルもなく生きているけど、身体は確かにあって夢をまだ完全には捨てていない。
音のしない部屋
音のしない部屋の気まずさ
君のいない日々の味気なさ
それでもまた
身体ひとつで立つ
目の前に広がる現在を出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
音のしない ⇒ 会話がない
気まずさ ⇒ 居心地が悪い
味気なさ ⇒ 寂しさ
目の前に広がる現在 ⇒ 現実
⇩
会話がない居心地が悪い部屋で、君のいない日々を寂しく思う。
それでもまた、現実を見つめてこの身体ひとつで立つ。
ときに激しい雨に
ときに激しい雨に打たれても
夜にひとり抱えた言葉でも
きっと憐れみも悲しみも
煎じ詰めればエンパシーで
僕らの魂の在処かも
ほら出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
激しい雨 ⇒ 災難
抱えた言葉 ⇒ 悩み事
憐れみ ⇒ 同情
煎じ詰める ⇒ 行き着くところまで考えを進める ⇒ よく考える
エンパシー ⇒ 共感・人の気持ちを思いやること
魂 ⇒ 心
在処 ⇒ 身を落ち着ける所 ⇒ 拠り所
⇩
災難に遭うことも、夜にひとりで悩むことも、憐れみも悲しみも、それらをよく理解すれば人の気持ちを思いやることに繋がり、それは僕らの心の拠り所になるかも。
もう目が覚めた
もう目が覚めた
ドアを蹴飛ばして
朝焼けの空を駆け抜けた
今、君の吐息が弾む音
夜明けの街路が露を纏うこと出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
目が覚めた ⇒ 気付いた
ドアを蹴飛ばして ⇒ 行動を起こす
朝焼け ⇒ 空の色が変わる ⇒ 状況が変わる
吐息 ⇒ 動いている
弾む ⇒ 気分が晴れる
夜明け ⇒ 明るくなる ⇒ 状況が良くなる
露を纏う ⇒ 水滴が付く ⇒ 生きる力を得る
⇩
行動を起こせば、状況が変わること。
動くことで気分が晴れて状況が良くなり、生きる力を得ることができることに、もう気付いた。
生まれた場所に
生まれた場所に基づく風景を
虹彩や皮膚に紐づけた運命を
打ち消して
ただ認め合うような将来を夢見て
夢見て出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
生まれた場所 ⇒ 出身地
風景 ⇒ 見る景色 ⇒ 境遇 ⇒ 置かれる環境
虹彩 ⇒ 目の色
皮膚 ⇒ 皮膚の色
運命 ⇒ 人間の意志を超越して人に幸や不幸を与える力
⇩
出身地によって置かれる環境や、目の色や皮膚の色といった、自分の意志が及ばない運命によって受ける不幸がなくなって、ただ互いを認め合うような将来を夢見ている。
ときに厳しい風に
ときに厳しい風に吹かれても
君がひとりこぼした涙でも
きっと憐れみも悲しみも
煎じ詰めればエンパシーで
僕らの魂の在処かも
ほら出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
厳しい風 ⇒ 災難
こぼした涙 ⇒ 泣く
憐れみ ⇒ 同情
煎じ詰める ⇒ 行き着くところまで考えを進める ⇒ よく考える
エンパシー ⇒ 共感・人の気持ちを思いやること
魂 ⇒ 心
在処 ⇒ 身を落ち着ける所 ⇒ 拠り所
⇩
災難に遭うことも、夜にひとりで泣くことも、同情も悲しみも、それらをよく理解すれば人の気持ちを思いやることに繋がり、それは僕らの心の拠り所になるかも。
ヨレたフォームで
ヨレたフォームで日々を進み
アスファルトの海を乗り越えた
その果てに自由が見えるでしょう
向こうでは世界が叫んでいるぜ
いつでも
君の名前を出典(エンパシー/作詞:後藤正文)
解釈
ヨレたフォーム ⇒ 不安定な精神
日々を進み ⇒ 生き続ける
海 ⇒ 厳しい環境
叫んでいる ⇒ 待っている
⇩
不安定な精神でも生き続けたことで、厳しい社会を乗り越えることができた。
乗り越えれば、そこには自由な世界がいつでも君を待っている。
まとめ
何も起こらない日常を、金もスキルもなく生きているけど、ひとつの身体が確かにあって夢をまだ完全には捨てていない。
会話がない居心地が悪い部屋で、君のいない日々を寂しく思う。
それでもまた、現実を見つめて身体ひとつで立つ。
災難に遭うことも、夜にひとりで悩むことも、同情も悲しみも、それらを理解すれば人の気持ちを思いやることに繋がり、それは僕らの心の拠り所になるかも。
行動を起こせば、状況が変わること。
動くことで気分が晴れて状況が良くなり、生きる力を得ることができることに、もう気付いた。
不安定な精神でも生き続けたことで、厳しい社会を乗り越えることができた。
乗り越えれば、そこには自由な世界がいつでも待っている。
出身地によって置かれる環境や、目の色や皮膚の色といった、自分の意志が及ばない運命によって受ける不幸がなくなって、ただ互いを認め合うような将来を夢見ている。
災難に遭うことも、夜にひとりで泣くことも、同情も悲しみも、それらをよく理解すれば人の気持ちを思いやることに繋がり、それは僕らの心の拠り所になるかも。
行動を起こせば、状況が変わること。
動くことで気分が晴れて状況が良くなり、生きる力を得ることができることに、もう気付いた。
不安定な精神でも生き続けたことで、厳しい社会を乗り越えることができた。
乗り越えれば、そこには自由な世界がいつでも君を待っている。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。
シングル『エンパシー(初回生産限定版)』では、この曲のMVのメイキング映像が観れます。