はじめに
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『転がる岩、君に朝が降る』の歌詞を自分なりに解釈しました。
解釈に正解は無いと思いますし、あくまで僕個人の解釈ですが、より曲を好きになってもらえたら嬉しいです。
この曲は、やるせなさを感じて苦しむ人に、癒しと前向きさを与えてくれる曲だと思います。
じわじわと心に沁み込んでくるような感覚があって好きです。
解釈
出来れば世界を
出来れば世界を僕は塗り替えたい
戦争をなくすような大逸れたことじゃない
だけどちょっと それもあるよな出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
塗り替える ⇒ 違ったものにする ⇒ 変える
大逸れた ⇒ 標準から大きく外れている ⇒ 自分の力量から大きく外れている ⇒ 自分の力では到底できない
⇩
できるなら、自分の力で世界を変えたい。
それは戦争をなくすような、自分の力では到底できないことじゃない。
だけど、ちょっとだけそう望んでいるのも確かだ。
俳優や映画スターには
俳優や映画スターには成れない
それどころか君の前でさえも上手に笑えない
そんな僕に術はないよな
嗚呼…出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
俳優や映画スター ⇒ たくさんの人に影響を与える
君 ⇒ 好きな人
術 ⇒ 力
⇩
たくさんの人に影響を与えることはできないし、好きな人の前で上手に笑うことさえもできない。
そんな僕に世界を変える力なんてないよな。
何を間違った?
何を間違った?
それさえもわからないんだ
ローリング ローリング
初めから持ってないのに胸が痛んだ出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
間違う ⇒ あるべき状態と異なる ⇒ 望む状態じゃなくない ⇒ 苦しい
ローリング ⇒ rolling ⇒ 転がり回る ⇒ 目まぐるしい ⇒ 動揺 ⇒ 不安
⇩
何でこんなに苦しくなったのかさえ分からないんだ。
転がり回るように不安な日々を生きている。
初めから自分には力がないのに、なぜか今は胸が痛い。
僕らはきっと~凍てつく地面
僕らはきっとこの先も
心絡まってローリング ローリング
凍てつく地面を転がるように走り出した出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
心絡まって ⇒ 色々な想いを抱える ⇒ 複雑な想い ⇒ 晴れた気分と沈んだ気分が両方ある
ローリング ⇒ rolling ⇒ 転がり回る ⇒ 目まぐるしい ⇒ 動揺 ⇒ 不安
凍てつく地面 ⇒ 凍り付く地面 ⇒ 転びやすい ⇒ 厳しい
走り出した ⇒ 進みだした ⇒ 前を向いた
⇩
僕らはきっとこの先も、気分の浮き沈みを繰り返しながら、転がり回るように不安な日々を生きていくだろう。
それでも、凍り付く地面を転がるように、厳しい日々を前向きに生きるようになった。
理由もないのに
理由(わけ)もないのに何だか悲しい
泣けやしないから余計に救いがない
そんな夜を温めるように歌うんだ出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
余計に救いがない ⇒ もっと希望がない ⇒ (より悪い)
夜 ⇒ 冷える ⇒ つらい
温める ⇒ 癒す
⇩
何か悲しくなる理由があるわけじゃないのに、なぜか悲しい。
泣けないから、より悲しい。
そんなつらい気持ちを癒すように歌うんだ。
岩は転がって
岩は転がって僕たちを
何処かに連れて行くように
固い地面を分けて命が芽生えた出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
岩は転がって ⇒ 転がる岩 ⇒ Rock ’n’ Roll ⇒ ロック
固い地面を分けて ⇒ 固いものを引き離す ⇒ 厳しい状況を打ち破る
命が芽生えた ⇒ 生をもたらした ⇒ 生きる力を与えた
⇩
ロックは僕たち導くように厳しい状況を打ち破り、生きる力を与えた。
あの丘を越えた
あの丘を越えたその先は
光り輝いたように
君の孤独も全て暴き出す朝だ出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
丘 ⇒ 周囲より高い土地 ⇒ 坂になっている ⇒ 苦難
暴き出す ⇒ 中の物を取り出す ⇒ 中の物がなくなる
朝 ⇒ 明るくなる
⇩
まるで丘を越えた先が光り輝いていたかのように、君の中にある孤独も苦難を乗り越えれば全てなくなり明るい気持ちになる。
赤い小さな車は
赤い小さな車は君を乗せて
遠く向こうの角を曲がって
此処からは見えなくなった出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
赤い小さな車 ⇒ 朝焼けに照らされている ⇒ 明るくなる
遠く向こう ⇒ そこ場所から離れている ⇒ 前向きに進んでいる
角を曲がって此処からは見えなくなった ⇒ その場所に居なくなった ⇒ 別の場所に行った ⇒ 場所が変わった
⇩
前向きに進む君は、気持ちが変わり明るくなった。
僕らはきっと~凍てつく世界
僕らはきっとこの先も
心絡まってローリング ローリング
凍てつく世界を転がるように走り出した出典(転がる岩、君に朝が降る/作詞:後藤正文)
解釈
心絡まって ⇒ 色々な想いを抱える ⇒ 複雑な想い ⇒ 晴れた気分と沈んだ気分が両方ある
ローリング ⇒ rolling ⇒ 転がり回る ⇒ 目まぐるしい ⇒ 動揺 ⇒ 不安
凍てつく世界 ⇒ 凍り付く世界 ⇒ 冷たい世界 ⇒ つらい
走り出した ⇒ 進みだした ⇒ 前を向いた
⇩
僕らはきっとこの先も、気分の浮き沈みを繰り返しながら、転がり回るように不安な日々を生きていくだろう。
それでも、凍り付く世界を転がり回るように、つらい日々を前向きに生きるようになった。
まとめ
できるなら、自分の力で世界を変えたい。
それは戦争をなくすような、自分の力では到底できないことじゃない。
だけど、ちょっとだけそう望んでいるのも確かだ。
たくさんの人に影響を与えることはできないし、好きな人の前で上手に笑うことさえもできない。
そんな僕に世界を変える力なんてないよな。
何でこんなに苦しくなったのかさえ分からないんだ。
転がり回るように不安な日々を生きている。
初めから自分には力がないのに、なぜか今は胸が痛い。
僕らはきっとこの先も、気分の浮き沈みを繰り返しながら、転がり回るように不安な日々を生きていくだろう。
それでも、凍り付く地面を転がるように、厳しい日々を前向きに生きるようになった。
何か悲しくなる理由があるわけじゃないのに、なぜか悲しい。
泣けないから、より悲しい。
そんなつらい気持ちを癒すように歌うんだ。
ロックは僕たち導くように厳しい状況を打ち破り、生きる力を与えた。
まるで丘を越えた先が光り輝いていたかのように、君の中にある孤独も苦難を乗り越えれば全てなくなり明るい気持ちになる。
前向きに進む君は、気持ちが変わり明るくなった。
何でこんなに苦しくなったのかさえ分からないんだ。
転がり回るように不安な日々を生きている。
初めから自分には力がないのに、なぜか今は胸が痛い。
僕らはきっとこの先も、気分の浮き沈みを繰り返しながら、転がり回るように不安な日々を生きていくだろう。
それでも、凍り付く世界を転がり回るように、つらい日々を前向きに生きるようになった。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。
映像作品『映像作品集5巻』に収録されている、この曲のライブ映像が素晴らしいので、まだ観てない方はぜひ観てみてください。