はじめに
この記事では、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『夏蝉』の歌詞を自分なりに解釈しています。
解釈に正解は無いと思いますし、あくまで僕個人の解釈ですが、より曲を好きになってもらえたら嬉しいです。
僕はこの曲を、悲しみの中を生きる人を蝉に例えた曲だと思っています。
なので、この記事ではその前提をもとに解釈しました。
解釈
雲の影まで
雲の影まで焼け付くような
白い太陽だった
それも午後には見失ったな
愛車 ワイパー 雷難出典(夏蝉/作詞:後藤正文)
解釈
雲の影まで焼け付くような白い太陽 ⇒ 強い陽射し ⇒ 大きな希望
車 ⇒ 進んで行く ⇒ 人生
愛車 ⇒ 愛する人生
ワイパー ⇒ 雨が降ると使う ⇒ 雨が降る ⇒ 悲しみ
雷難 ⇒ 雷による災難
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持っていた大きな希望を失い、愛する人生が悲しみと災難の人生になった。
叩くような雨粒が
叩くような雨粒が
窓辺を濡らす傘の上
迷い込んだ蝉の音が
染み入るような夕べ 夕べ出典(夏蝉/作詞:後藤正文)
解釈
叩くような雨粒 ⇒ 大きい雨粒 ⇒ 大きな悲しみ
窓辺を濡らす傘の上 ⇒ 雨粒が当たる ⇒ 悲しみが降り注ぐ
迷い込んだ ⇒ 行き詰まった
蝉の音 ⇒ 鳴いている ⇒ 泣いている ⇒ 悲しみ
染み入る ⇒ 心に染みこむ ⇒ 感じる
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大きな悲しみが降り注ぐ。
行き詰った悲しみを感じる夕べ。
秋が微かに
秋が微かに忍び寄るような
そんな匂いがした
それが僕には寂しかったな
時間がないな ないな出典(夏蝉/作詞:後藤正文)
解釈
秋が微かに忍び寄る ⇒ 夏が終わりそう ⇒ 終わりが迫っている
匂い ⇒ 予感
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もう人生の終わりが迫っているような予感がした。
それが僕には寂しかった。
残された時間は少ない。
溶かすような
溶かすような朱の空が
心を急かす夕暮れ
迷い込んだヒグラシが
終わりを告げる夢出典(夏蝉/作詞:後藤正文)
解釈
溶かす ⇒ 形を崩す ⇒ 不安な気持ち
心を急かす ⇒ 焦らせる
迷い込んだ ⇒ 行き詰まった
ヒグラシ ⇒ 鳴く ⇒ 泣く ⇒ 悲しい
終わりを告げる ⇒ 失わせる
夢 ⇒ 希望
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夕暮れになり空が朱色になると、焦って不安な気持ちになる。
行き詰まった悲しみが希望を失わせる。
夏蝉~何もないな
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 何もないな出典(夏蝉/作詞:後藤正文)
解釈
夏蝉は鳴いた ⇒ 泣く ⇒ 悲しい
何もない ⇒ 何も持ってない ⇒ 無力で
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無力で悲しい。
夏蝉~誰もいないな
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた
夏蝉 夏蝉 誰もいないな出典(夏蝉/作詞:後藤正文)
解釈
夏蝉は鳴いた ⇒ 泣く ⇒ 悲しい
誰もいない ⇒ 孤独
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孤独で悲しい。
まとめ
持っていた大きな希望を失い、愛する人生が悲しみと災難の人生になった。
大きな悲しみが降り注ぐ。
行き詰った悲しみを感じる夕べ。
もう人生の終わりが迫っているような予感がした。
それが僕には寂しかった。
残された時間は少ない。
夕暮れになり空が朱色になると、焦って不安な気持ちになる。
行き詰まった悲しみが希望を失わせる。
無力で悲しい
孤独で悲しい。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。
映像作品『映像作品集5巻』では、この曲のライブ映像が観れます。
まだ観てない方は、ぜひ観てみてください。