はじめに
この記事では、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『迷子犬と雨のビート』の歌詞を自分なりに解釈しています。
解釈に正解は無いと思いますし、あくまで僕個人の解釈ですが、より曲を好きになってもらえたら嬉しいです。
僕はこの曲を、苦しい日々を過ごし続ける人に前向きな気持ちを持つことを促す歌った曲だと思っています。
なので、この記事ではその前提をもとに解釈しました。
解釈
日溜まりを避けて
日溜まりを避けて影が歩くように
止めどのな日差しが路地を怒鳴りつけている
風のない午後を恨むような
そんな土曜日の模様出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
日溜まり ⇒ 日当たりが良い場所 ⇒ 熱い ⇒ 苦しい
止めどのない ⇒ ずっと
怒鳴りつける ⇒ 酷い
風 ⇒ 涼しい ⇒ 楽になるもの ⇒ 楽しいこと
⇩
ずっと酷く苦しんでいて、楽しいことがないのを恨みながら休日を過ごしている。
人々は厚い雲で
人々は厚い雲で顔を隠して
行き場のない想いをずっと持って研いでいる
何もない街に埋もれても
それでも 今でも出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
人々 ⇒ みんな
厚い雲で顔を隠して ⇒ 本心を表に出さない
行き場のない ⇒ 息がつまる ⇒ 苦しい
研いでいる ⇒ 鋭くなる ⇒ 切れ味が強くなる
何もない街 ⇒ 誰もいない街 ⇒ 一人
埋もれても ⇒ 知られなくなっても
⇩
みんな強くなっていく苦しい気持ちをずっと持っているけど、その本心を表には出さない。
たとえ、一人になって誰にも知られなくなったとしても。
連なるウィンドウに
連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢
それとも倉庫に隠れて塞いでたって
埃だけ被って見つからない
誰の手にだって触れられない出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢 ⇒ 嫌な想像
隠れて塞いで ⇒ 何もしない
埃 ⇒ 余計なもの
埃だけ被って ⇒ 余計に傷付く
誰の手にだって触れられない ⇒ 誰にも助けてもらえない
⇩
嫌な想像をしたり何もせずにいても、余計に傷付いてしまうだけで希望は見つからない。
誰にも助けてもらえない。
僕たちの現在を
僕たちの現在を
繰り返すことだらけでも そう
いつか君と出会おう
そんな日を思って 日々を行こう出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
現在 ⇒ 現状
繰り返す ⇒ 変わらない
君 ⇒ 大切な人
日々を行こう ⇒ 生きていこう
⇩
現状が変わらなくても、大切な人と出会える日がいつか訪れるという気持ちを心に持って生きて行こう。
曖昧な雨の~寂しさが
曖昧な雨のビートの合図
寂しさが夜を満たす匂い
吸い込んだ雨が肺で泳いで
深く 深く潜るシーラカンス出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
曖昧 ⇒ はっきりしない ⇒ なぜか
雨 ⇒ 悲しいこと
満たす ⇒ たくさん ⇒ 凄く
匂い ⇒ 予感 ⇒ なりそう
肺で泳ぐ ⇒ 苦しい
深く潜る ⇒ 心の奥底までいく
シーラカンス ⇒ 昔からいる ⇒ ずっと残る
⇩
なぜか悲しい。
凄く寂しい夜になりそう。
悲しいことで苦しくなって、その苦しみが心の奥底にずっと残る。
曖昧な雨の~捨てられた
曖昧な雨のビートの合図
捨てられた子犬の呼ぶ声
雑踏を分けて僕に届く
ほら「誰か気付いて」と出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
曖昧 ⇒ はっきりしない ⇒ なぜか
雨 ⇒ 悲しいこと
捨てられた ⇒ 誰からも大切にされない
呼ぶ ⇒ 助けを求める
雑踏 ⇒ 人混み ⇒ 社会
⇩
なぜか悲しい。
誰からも大切にされない人が「誰か気付いて」と社会に助けを求めているのを僕は分かっている。
夜の街角の
夜の街角の
土砂降りになって震える迷子犬も
きっと はにかんで笑う
そんな日を思って 日々を行こう出典(迷子犬と雨のビート/作詞:後藤正文)
解釈
土砂降り ⇒ 強い雨 ⇒ 酷い悲しみ
奮える ⇒ 苦しむ
迷子犬 ⇒ 行き場がない ⇒ 追いつめられている
日々を行こう ⇒ 生きて行こう
⇩
酷い悲しみで苦しんで追いつめられている人も笑顔になれる日がきっと来るという気持ちを心に持って生きて行こう。
まとめ
ずっと酷く苦しんでいて、楽しいことがないのを恨みながら休日を過ごしている。
みんな強くなっていく苦しい気持ちをずっと持っているけど、その本心を表には出さない。
たとえ、一人になって誰にも知られなくなったとしても。
嫌な想像をしたり何もせずにいても、余計に傷付いてしまうだけで希望は見つからない。
誰にも助けてもらえない。
現状が変わらなくても、大切な人と出会える日がいつか訪れるという気持ちを心に持って生きて行こう。
なぜか悲しい。
凄く寂しい夜になりそう。
悲しいことで苦しくなって、その苦しみが心の奥底にずっと残る。
なぜか悲しい。
誰からも大切にされない人が「誰か気付いて」と社会に助けを求めているのを僕は分かっている。
現状が変わらなくても、大切な人と出会える日がいつか訪れるという気持ちを心に持って生きて行こう。
酷い悲しみで苦しんで追いつめられている人も笑顔になれる日がきっと来るという気持ちを心に持って生きて行こう。
現状が変わらなくても、大切な人と出会える日がいつか訪れるという気持ちを心に持って生きて行こう。
生きて行こう。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。
映像作品『映像作品集9~10巻』では、この曲のライブ映像が観れます。
まだ観てない方は、ぜひ観てみてください。