【ブラックドッグ】仕事系の韓国ドラマが見たい人におすすめ【感想/名作/ヒーリングドラマ】

はじめに

この記事では、ドラマ『ブラックドッグ ~新米教師コ・ハヌル~』を紹介しています。

あらすじ

高校時代、バスの横転事故に遭った『コ・ハヌル』はバス内に取り残されていたところを教師に助けられるが、その教師は爆発で亡くなってしまった。
時が経ち、教師になったハヌルはテチ高校で働き始める。

ポイント

教師を中心に描いている

教師ドラマというと、教師が生徒の問題を解決していくストーリーを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、本作では教師や学校側の問題を中心に描いています(そのため、学校を舞台にしているのに生徒の出番が少ないです)

教師といえど、愚痴を吐く人もいれば仕事を他人に押し付ける人もいるし、不正まがいのことをする人もいる。
教師を美しく描かず、非常に人間的に描いています。

ハヌルの苦悩

コネ採用

ネットの掲示板でテチ高校に不正採用された教師がいるという情報が流れたことで、テチ高校に教務部長である叔父がいたハヌルは、コネ採用されたと誤解されてしまいます。

情報を流したのは誰なのか、何故それをするに至ったのか、そして不正採用の真相が明かされます(この件はメインではなくサブストーリーとして描かれます)

正規と非正規

教師には正規教員と非正規教員がいて、ハヌルは非正規です。
そんなハヌルは、バス事故の際に助けてくれた教師が非正規だったことで不遇な扱いを受けたことを知っています。

また、一番ハヌルに優しくしてくれた教師が、非正規であることを生徒に知られた直後に学校を辞めました。

そういったことを経験したハヌルは、正規教員にこだわるようになります。

ハヌルのキャラクター

ハヌルは非常に熱意ある教師ですが、いわゆる熱血教師ではありません。
決して横暴なやり方はせず、気を遣いながら静かに問題と向き合います。

そんなハヌルは、初めは右も左も分からず失敗の連続で、更には同じ新人教師たちからの冷たい視線もあり、散々な教師生活を送ります。
ですが、それでもハヌルは諦めずに努力し、同じ進学部の教師たちのサポートを受けながら教師として育っていきます。

仕事には真面目だけど愛嬌もあって、本当に愛らしいです。
なので、実は愛されるキャラクターなんですよね。

一つ、ハヌルの名言を紹介します。
それは「あなたが暗闇にいるなら、できることは一つ。目が暗さに慣れるまで、動かずそこに居続けること」という台詞。
悩みがある時に、解決できる策があればやればいいと思いますが、策がないこともありますよね(自分の場合はそういうことの方が多い)
そういう時、何かしなきゃと焦るのではなく、じっと待ってみるというのは良い選択だと思います。
何気ないことで悩みが余り気にならなくなったり、何も起きてないけど時間が解決してくれたりしますからね。

パク部長

ハヌルのメンター的な存在になるのが、進学部の部長であるパク・ソンスン先生です。
一見すると怖そうだけど実はそうでもなくて、いつも少し離れたところでハヌルを見守り、寄り添ってくれます。
そんなパク部長とハヌルの距離感にも注目してください。

また、パク部長には天敵がいます。
それは、三学年部の部長であるソン・ヨンテ先生です。
そもそも進学部と三学年部は仲が悪く、特にパク部長とソン部長は犬猿の仲で、何かと揉めます。
その際、騒ぐソン部長に対してパク部長が冷静に対抗するのが面白いです(ソン部長の「やんのか?」みたいな表情もツボ)

照明

教師ドラマなので学校内のシーンが多いのですが、いつも照明が暗めです。
学校が舞台といっても、そこで描かれているのはキラキラした青春ではなく、仕事や人間関係の苦労なので、そこに合わせているのだと思います。

また、照明が暗いことで学校内がより窮屈に感じるため、外の明るいシーンがより開放的に感じられます。

 

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